Harbinger One

ググってたら madbeanpedals に Quadro Vibe というのがあるらしいと知った。

http://www.madbeanpedals.com/


どんなのだろうか?と見に行ったのだが見つからず、代わりにこんなのを見つけた。
Harbinger One

http://www.madbeanpedals.com/projects/HarbingerOne/HarbingerOne.pdf


11ページの製作マニュアル(PDF)。
(C)2013 とあるので今年発表されたのだな。

1ページ目の基板の図だけでパーツの多さに圧倒される。
ぱっと見、次のことに気付く

  • ランプをLDRで囲む UniVibe 方式
  • 基板上にICがある
  • 基板上に三端子レギュレータがある


2,3ページ目が部品リストになってる。
いやー部品多いなー。抵抗だけで54個もある。

4ページ目の冒頭、UniVibe回路を現代のギタープレーヤーのニーズに合わせて更新したのが Harbinger One だよ、と。

5,6ページ目は電源オプションについての説明のようだ。
18Vと9Vをオプションで選んで作れるようになってるみたい。
選択肢が多くてどうするのがベストなのか、イマイチ分からない。

7,8ページ目はランプカバーの作りとかLDRにどんな風にランプの光を当てるのがよいのかの考察。

9ページ目はランプの調整方法、点滅LED、スピードのポットの加工について書かれてある。

10ページ目はケースへの格納イメージ図。寸法はふられてないな。

11ページ目は回路図。
よくよく見るとICはLT1054で電源のために使われてるらしく、回路の主要な部分は全部ディスクリート。
トランジスタと抵抗器とコンデンサで構成されてる。
更に、VN/MDのスイッチで初段に付けられたJFETのバッファを通すことも出来るようになってる。

いやー、なかなかこれは面白そう。
UniVibe復刻を目論見つつ、現代的で実際的なものを目指した欲張りな設計がなされてる。

しかしこれ、どういう位置付けなんだろか?
madbeanpedals では Sold Out になってるし、PDFの中にもプリント基板レイアウトはないし。
1ページ目の一番下の図を見ると2色のパターンが見えるのだがひょっとして両面基板?


すごく興味を引かれるけども、製作難度がとても高いもののようだ。

Harbinger One でググっても、自作したーとか言う人が引っ掛からなくて残念。

誰かの製作レポートを読んでみたいのだがな。