Super Kowloon (11)

このエフェクターはエフェクト音のみで原音のミックスはできない。
どうもファズ音だけだと出音に芯がないんじゃないか?

ということで、原音をファズエフェクト掛ける前に別経路で取り出して、最終段でミックスするという mod をやってみた。

回路図で描くとこんな感じになる。

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Q1のソースの所から別経路を作って、0.1u(104)のコンデンサを挟んで100K(A)のポットの3番へ。
POTの2番から0.1u(104)のコンデンサを挟んでQ7のゲートへ。
POTの1番はGNDに接続。

動作確認してみると、追加したポットを回すとファズ音とは別の音が混ぜられるようになった。
ただ原音といえるようなクリーン音ではなくて、ちょっと濁ったような音だな。
ファズ音だけでいいならポットを左に回し切れば元のまま。

 

これでしばらく使ってみよう。

Super Kowloon (10)

ケースへの収納作業。
今回は新規にケース加工せずに、前に作って使わなくなったのを再利用。
ドリル加工しないで済むのは本当に楽。

そして収納完了。

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赤い基板はケースに納めてみると大昔のエフェクターの中身みたいでレトロな感じ。
もっとどぎつい感じになるのを期待してたのだが。

結構、ぎっちり詰まっている。
基板は余裕なんだけど、配線がなあ。
このケースに納めるための技術は工作上の課題。

基板の裏側は厚紙を挟んで絶縁。
裏蓋にはビニール袋を貼り付けて絶縁。

ちょっと押し込み気味に裏蓋を押し付けてネジ止め。
ケースに入れると変な所がショートしたりして音出なくなったりするのでちょっと心配。

Super Kowloon (9)

ケースに納める前に基板の状態のまま音出しチェックをしておく。
ワニ口クリップで結線して、電池を接続して、アンプに繋ぐ。

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で、音出た。
ツマミもちゃんと効く。動作の問題はなさそうだ。
久しぶりの工作だったのと、結構な部品数だったのでちょっと不安だったのだ。
良かった、ちゃんと動いて。


アンプがちゃんとしたのじゃないので「あー歪んでる」くらいしか分からん。
ケースに組み込んだらちゃんとしたアンプで評価しよう。

Super Kowloon (8)

昨日は基板上の部品のハンダ付けまで完了したので今日は配線作業することにした。

こういうのは間を置くとめんどくさくなってやらなくなるので。

が、その前にテスターで回路図と付き合わせての結線チェック。

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問題なし。ハンダ面のショートもなし。OKだろう。

そして4本+9本の配線を基板にハンダ付け。
配線を切り揃えて両端を剥いてハンダで処理して、を13本。。。

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配線の基板へのハンダ付けもやっぱりやり易い。仕上げの良い基板は作業が捗る。

次に100K(A)のポット3つを配線の先にハンダ付け。

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ポットの端子に熱収縮チューブかぶせた方がよかったな。

以上で配線作業は完了。

続いて7つあるトランジスタとFETをソケットに取り付ける。
先に取り付けた配線が邪魔してソケットに挿し込み難い。

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トランジスタのソケットを隣り合わせで配置すべきではなかったな。
ソケットに挿し込んだ2つの2SC1815が干渉しあってる。
実用上は問題なさそうだけど、部品同士がぶつかってるのはあんまり気持ちよくない。

これで基板は全部完成。
次はケースに組み込みか。

Super Kowloon (7)

暑いのでやる気でないかなーと思ってたのだが、明日は祝日でお休みなので寝坊しても良い。
ということでとりあえず基板上の部品のハンダ付けを行った。

寝てる抵抗から付けて、トランジスタ用のソケット、立てた抵抗、コンデンサダイオード

流石、工場で作られてきれいに処理されているプリント基板。
ハンダがすーっと伸びてくれるので久しぶりのハンダ付けなのに割りと上手くできた。

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今回、電解以外のコンデンサは全部積層セラミックで、カラフルなフィルムが無くちょっと地味。
だけど赤地の基板に水色の積セラが映えてなかなかきれい。

次は苦手な配線。
IN、OUT、+9V、GNDの4本と、POT3つへの配線が9本、合計13本。

記録のために写真を追加。

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Super Kowloon (6)

プリント基板が到着した。1週間で届いたなあ、優秀、優秀。

今回、製造完了に1週間、配送完了に1週間。
注文してから手元に届くまで2週間。
手作りすれば2日間くらいで作れるけど、楽チンさが全く違う。

表側はこんな感じ。

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今更だけど、表側ではハンダ付けしないので表面のレジストマスクをなしにすればよかったか?

裏側はこんな感じ。

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うむ、良い感じ。(ピンボケだが)
レジストの赤も鮮明でキレイ。

念のためテスターチェックをしておいたが、特に問題なし。
自分はパッドを大きくして配線も太くしてるのでどこかショートしてないか心配だったけど大丈夫だった。

5枚で注文したのにオマケなのか+2枚だった。
サービス満点だな。
ま、一枚しか使わないと思うのだが。。。

Super Kowloon (5)

プリント基板製造会社から発注してたプリント基板を発送したよ、というメールが届いた。

そして写真が添付されていた。

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おおぉ、ちょっと小さいのでよく分からないけど、とりあえず IN とか GND とか +9V とかのシルク印刷はクッキリ見える。
レジストの色はもっと鮮やかなのを期待してたけど、この写真はビニール越しだから現物はもっと鮮烈な色なのかも(期待し過ぎか?)
写真は表面のみで配線はほとんどが裏面なので、配線の出来は届いてからのお楽しみ、か。

配送料をケチって最安のにしたので届くのは最遅だと8月末。
気長に待つ。

Super Kowloon (4)

通販で注文してた部品が届いた。

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抵抗とかコンデンサとかまとめて注文してたので今回は買出しは不要だ。

そしてこれ、2SK1132と2SK117BL。

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こいつらが手に入らなかったら今回は作ってなかったなあ。

そして発注したプリント基板は、ガーバーデータにNGも出ず、現在海の向こうで製造中。

待ち遠しい。

Super Kowloon (3)

2SK1132と2SK117BLが通販で手に入ることになってしまった。

それなら基板を作らねばなるまい。

アイロン転写とかハンドドリルで穴開けとか今ちょっとしんどい、夏だし。

今回は初の試み、プリント基板製造会社に丸投げしてみよう。

 

ということで KiCad でガーバーデータを出力して GerbView でチェックしてみる。

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データファイルの拡張子を製造会社指定のものに変更する。

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そして ZIP でまとめていざオーダー。

今回初めてなのだけど、Elecrowさんにしてみた。

http://www.elecrow.com/5pcs-2-layer-pcb-p-1174.html

1枚しかいらないんだけど5枚が最少なんでそれで。

さてどれくらいキラキラピカピカのプリント基板が送られてくるだろうか、楽しみ。

前からいっぺん、プリント基板製造会社にオーダーしてみたかったのだ。

Super Kowloon (2)

入手できるかどうかは分からないけど、2SK1132(SDG) に合わせて描いておくことにする。

KiCad の Cvpcb で昨日描いた回路図のネットリストにフットプリントを割り当て。

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KiCad の Pcbnew でプリント基板を設計。

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MXRサイズに入れば良いなと念じつつ、小さく、ぎっちぎちに詰め込む。

今回、下段に SE2 部分、上段に ハニー部分とまとめていて、真ん中一直線に Vcc、周囲が GND としてみた。

 

リファレンスのみ表示。

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定数のみ表示。

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やっぱり抵抗立ててぎちぎちに詰め込むとリファレンスや定数を置くスペースもなくなって見づらいな。。。


KiCad の 3Dビューアで眺めてみる。

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なんかもうできたような気になるな、毎度毎度これで。

 

最後にパターンを印刷メニューからXPS指定で出力してみる。

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いいんじゃなかろうか。

パターンも余白がないので文字とか入れられなかった。

"Super Kowloon" とか入れときたかったのだが。


さてこのプリント基板はいつものように手作り?
それともまだやったことのないPCB製造会社へ発注?
どうするかな。